自身のYouTubeチャンネルで著名人らの暴露を繰り返した“ガーシー”こと東谷義和被告。一躍脚光を浴びた暴露系YouTuberは瞬く間にネット民の心を掴み、勢いのままに出馬した2022年7月の参院選でも当選する快挙を成し遂げた。
ところが転落も早かった。度重なる国会欠席から議員を除名処分となったのち、綾野剛らを脅迫したとして暴力行為等処罰法違反などの容疑で逮捕。2月8日に開かれた公判では、検察側から懲役4年を求刑されている。冒頭で淳が危惧したように、ネットで暴露を続ける岩橋もまた、ガーシー同様に逮捕される未来が待っているのだろうか。
第三者ではない当事者の立場からの暴露
老舗芸能プロのリスクマネジメントに携わるベテランマネージャーは「もちろん岩橋の話が事実であると仮定してですが」と前置きしつつ、ガーシーとの“決定的な違い”を解説する。
「ガーシーの暴露は自分ではない、第三者から話を引っ張り出してくることが多く、だからこそ名誉毀損で訴えられたのでしょうが、にわかに信じがたい眉唾物の話ばかりだった印象です。
片や岩橋のソレはエアガン事件も含めて自身に降りかかった、パワハラ被害の“当事者の立場”から語られています。しかも相手側が反応するほどに、どこで誰がいて何が起きたかリアルな描写が明かされるわけで、しかもお金目的とも思えず、岩橋の話の方を信じてしまっても無理はありませんよ。
ただ、これ以上、不利益を被るような暴露を続けるようなら、岩橋に対して然るべき措置を取る可能性はあると思います。とはいえ訴えられることも、逮捕されることも覚悟の上での行為にも見える。誰か彼を説得できる、話を聞いてあげられる人はいないのでしょうか」
MBSラジオ『ヤングタウン土曜日』に出演(2月24日)しては、「ホンマに何とか(してやりたい)。あんなにええやつやし、笑いの才能もあるし」と岩橋を救ってやりたい思いを吐露した明石家さんま。
さらに2月26日、YouTubeチャンネルで岩橋について言及した「霜降り明星」粗品。「めちゃくちゃおもしろい」と称賛した上で「岩橋さんに死んでほしくない。これもう絶対!」と、自暴自棄になりつつある先輩を思いやるのだった。
全てを失ったわけではない。今も自分のことを心配してくれる先輩や後輩、仲間がいることを岩橋は知っているのだろうか。