自分の娘がこんなことやってたら泣く
「'22年3月に『PARTY ON』の公式X(旧Twitter)で《日本でここでしか見れないパリオン流 女体盛り発動中》《party onが誇る最強女体盛り発動中》などのコメントと共に、テーブルの上に寝そべった女性ダンサーの身体に食べ物を乗せた、いわゆる“女体盛り”の状態で運ばれている動画が拡散されているんです。お客と見られる人たちはダンサーの体に乗せられた食べ物を箸でつまみ、口に運んでいるところも確認できます」(スポーツ紙記者)
コメント欄には、
《え!これ日本なの!?》
《自分の娘がこんなことやってたら泣くわな》
と驚きを隠せない方が多数。そもそも“女体盛り”は公然わいせつ罪のように、法的に問題はないのだろうか。第二東京弁護士会にも身を置く法律事務所Zの依田俊一弁護士は、
「公然わいせつ罪に当たるかどうかは、主として性器が露出しているかどうかになります。なので性器を露出していない“女体盛り”自体は問題ないのですが、性器を出しているのであれば、公然わいせつ罪に当たる可能性があります。
あとは“女体盛り”をした女性がお客さんから触られたり、その対価としてチップやお金をもらうようなことがあれば、風営法の許認可が必要な運営とされ、許可を得ていなければ風営法違反になる可能性はありますね」
今も“女体盛り”が行われているのかなど『PARTY ON』に問い合わせたところ、
「そのような質問にはお答えできかねます」
との回答が。ショークラブは客側も安心して楽しめる場であってほしい……。
古藤由佳 弁護士
弁護士法人・響「難しい法律の世界をやさしく、わかりやすく」をモットーに、消費者トラブルや借金・交通事故・離婚・相続・労働問題など、民事事件から刑事事件まで幅広く手掛ける。FM NACK5『島田秀平と古藤由佳のこんな法律知っ手相』にレギュラー出演するほか、ニュース・情報番組などテレビ・新聞・雑誌等メディア出演も多数。
弁護士法人・響 公式HP https://hibiki-law.or.jp/ 『こんな法律知っ手相』HP https://hibiki-law-radio.com/
依田俊一 弁護士
法律事務所Z 慶應義塾大学卒、東京大学法科大学院修了。M&A、事業承継、芸能・広告案件に強みを持つ。現在は、法律事務所Zのパートナー弁護士/デジタルエンターテイメントコンソーシアムアドバイザー弁護士として活動