旧ジャニーズ事務所から新たに設立された『STARTO ENTERTAINMENT』が、窮地に立たされている。テレビ局からタレントが締め出される事態が相次いでおり、4月と5月に開催されるドームコンサートの発表に際しても、ファンから大ブーイングが巻き起こっている。
旧ジャニーズから独立した滝沢秀明氏率いるTOBEと比較すると、明暗が分かれている状況だ。
TOBEと旧ジャニーズの明暗
3月2日、旧ジャニーズ事務所からマネジメント業務を引き継ぐ形で、『STARTO ENTERTAINMENT』が4月より始動することが正式発表された。同時に、「新たな伝説を、新会社のスタートとする」べく、『WE ARE! Let's get the party STARTO!!』と題し、4月10日(水)に東京ドーム、5月29日(水)・30日(木)に京セラドーム大阪で、事務所の総力をあげたドーム公演も開催されることになった。
事務所がようやく新たなスタートを切ることで、旧ジャニーズファンは歓喜していると思いきや、猛反発の声があがっていると話すのはスポーツ紙記者だ。
「これまでに出演が発表されているのはNEWS、SUPER EIGHT(旧関ジャニ∞)、KAT-TUN、Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2、A.B.C-Z、WEST.(旧ジャニーズWEST)、King & Prince、SixTONES、Snow Man、なにわ男子、Travis Japanの12組。
ですが、彼らとSTARTO ENTERTAINMENTとの契約がどうなったかはうやむやなままですよね。
それも、旧ジャニーズ時代ならどこよりも早くファンクラブで通知するのが慣例でしたが、今回はメディアでの発表が先になった。
それだけでもファンは憤りを感じているのに、ドームコンサートが15000円とこれまでにない金額の高さで、週半ばの平日開催。さらに同行者も含めファンクラブ会員でなければ申し込めない。こうした不親切設定にも不満が噴出しています」
また、同コンサートのチケットは、所属タレントのファンクラブからのみの申込みになっているが、それを運営しているのは現状『SMILE-UP.』だ。SMILE-UP.は、故・ジャニー喜多川氏による性加害問題にかかる補償業務を、旧ジャニーズ事務所から引き継いでいる。
そこからファンの個人情報などをSTARTO ENTERTAINMENTがどのように引き継いでいくのか、タレントとの契約はどうなっていくのか、などのお知らせがないことに、
《本当に次の会社大丈夫?って不信感募ってる。説明義務果たしてない》
《SMILE-UP.社が管理・保有しているファンクラブ、会員等の個人情報はグループ会社で共同利用すると書かれていますが、STARTO社はグループ会社ということ?知らぬ間にサイトからグループ会社一覧が削除されており確認できません》
《タレントとSTARTOとの契約やFCのSTARTO移管はチケット申し込み前にアナウンスがないのはおかしいんじゃないですか?特にFC個人情報の取り扱いSTARTOから何もないよ!》
《とりあえず金の流れ先教えて?》
と、不安視する声もX上で溢れている。