「漁協関係の仕事に携わる一家ではありません。転居してきた当時は容疑者の母親が近所に挨拶回りをしましたが、容疑者の姿はほとんど見かけたことがないんです。とはいえ、周辺の住民とトラブルもなく、ごく普通の家庭だと思っていました」(近所の女性)
もうずいぶん前、自宅から幼い女児の声が聞こえてくることがあったとも。
「逮捕された奈菜江さんは夫と別居したのか、娘2人を連れて実家に戻ってきていた。離婚したという話も聞いたが、奈菜江さんの家の名字は『加瀬』ではないので婚姻関係は継続しているのかもしれない。少なくとも子持ちなのはたしかだ」(別の住民)
容疑者の母親を直撃
事件の背景や家庭事情を確認するため容疑者宅を訪問すると、容疑者の母親が玄関先で「事件につながるような悩みやトラブルに心当たりはありません」と話す。
「娘からは何も聞いていないんです。逮捕後に連絡がないどころか、もう2〜3年ぐらい会っていませんから。それ以前はたまには帰ってきていましたけど」(母親、以下同)
容疑者は人妻だったはず。離婚したのか、あるいは夫と複雑な状況にあるのか。
「そこはノーコメントで。離婚の報告は受けていません」
夫婦関係がどうあれ、容疑者の子どもはだれかが面倒をみなければならない。祖母として預かっているのか。
「私は孫の世話はしていません」
ならば子どもの父親が面倒をみているのか尋ねると、
「……はい」
犯行動機については、一般的に男女関係や金銭トラブル、仕事上の問題などがこじれた可能性が考えられる。