かつて韓国の観光大使を務めた人物とは思えない至らなさ
宮根がここまで批判される理由は、やはりXにて実際に路上喫煙をしている動かぬ証拠が突きつけられた点は大きい。
さらに言えば、もうひとつ、彼にはこの度の行動を深く反省しなければならない理由がある。
韓国のトラベル事情に精通するライターが、宮根の路上喫煙についてこう話す。
「宮根さんはかつて、韓国の観光名誉広報大使を務めたこともある人物。いわゆる日本から韓国への観光客の導線となるべき見本のような人でした。
そんな人物が韓国では誰もが順守すべきマナーを簡単に破るというのはあり得ないことです。もっとご自身の立場というものを考えて欲しかった」
事実、宮根が現在所属しつつ、主要株主としても名を連ねる芸能プロダクション「テイクオフ」で閲覧可能な宮根のプロフィールにも「韓国観光広報名誉大使」という表記を見ることができる。
いわば韓国側からも注目される人物である宮根。自制できなかったのだろうか。
隠し子報道から数えれば番組での謝罪も二度目
『ミヤネ屋』における彼の謝罪も、今回で二度目。
2012年1月6日には、当時48歳だった宮根が『ミヤネ屋』の冒頭で女性週刊誌によって報じられていた隠し子報道について「全て事実です」と謝罪している。
この隠し子報道。
当時の宮根の妻とは別に、大阪市内で飲食店を経営していた女性との間に、この時3歳になる女児がいたことが発覚したというものだ。
当時の事情を良く知る芸能記者はこう振り返る。
「宮根さんはこの飲食店経営者と2004年ごろに知り合っていました。2006年に宮根さん自身が結婚して以降も関係は継続しており、その翌年には不倫関係となった女性が妊娠したのです。
そしてこの際、宮根さんは謝罪の言葉として『心を新たに、みなさまの期待、信頼に応えられるようイチから頑張っていきたい』と発言しており、女性との間に生まれた女児も認知しています」
翻って今回の謝罪では「これから取材姿勢も改めて私も初心に戻って頑張りますので、また、改めてよろしくお願いいたします」という言葉で結んだ宮根。最初の謝罪と比べると、やや重みも増した感はある。
人気番組の司会による三度目の謝罪なんて誰も望んでいない。今後はタバコは喫煙所で愉しむよう徹底してもらいたい。
取材・文/松本ミゾレ