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今週いよいよ有終の美を飾る、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』。
「元気で楽しく明るい作品だった」
と話すのは朝ドラに詳しいライターの成田全さん。
演技・構成が高評価
「趣里さん演じるスズ子のモデルとなった笠置シヅ子さんの楽曲にまつわるエピソードやステージのシーンは華やかでよかったです。羽鳥善一を演じた草なぎ剛さんは戦時中のシリアスなシーンもありつつも、肩の力が抜けた演技がコミカルで面白く、菊地凛子さんのいけずな感じも、モデルとなった淡谷のり子さんを彷彿とさせました。この2人はスピンオフを見たいですね」
と高評価。さらにスズ子の弟・六郎を演じた黒崎煌代の演技を絶賛する。
「視線の動かし方や身体の動きなど、六郎という役を相当研究したんだろうなと思わされました」
ドラマウォッチャーの神無月ららさんも、
「笠置シヅ子という戦中・戦後期の大歌手をモデルにした物語として、週の最後にステージで歌うスズ子によってカタルシスが訪れるという作りに誠実さを感じました」
そんな作品だが、実は“中だるみ期”も訪れていた。