♪ポポロンロンロン ポポロンロン♪と歌いたくなる明治 『ポポロン』 は'76年から'15年に販売されていた。サクッとした一口サイズのシュー生地にチョコクリームが入ったお菓子だ。販売終了が報道されたのは'17年。知らない間に消えていたのだ。
ブルボン広報に『ルーベラ』終売の理由を尋ねると
同時期、『カール』の全国販売終了がニュースになったが、
《カールがなくなるよりポポロンがすでになくなっていたという事実のほうが悲しい》
などの声がSNSを駆けめぐった。
中には《チェルシーは大丈夫か?》とつぶやいていた人も。7年後、まさか現実になってしまうとは!
ロッテ 『霧の浮舟』 も恋しくなるお菓子だ。販売時期は'80年~'05年。その後'13年に完全復活するも'18年に終了となった。エアインチョコレートの草分けで、口の中でシュワッとなる感じが人気を集めた。
《独特の口溶けが忘れられない》
《名前やパッケージがおしゃれで大人な気分だった》
《一回復活したから、また復活してくれないかな~》
などの声が。前回は8年越しの復活だったから、次は'26年にもしかして……!? コアなファンが多かったのが、ブルボン 『ルーベラ』 。
'72年デビューのバター風味ラングドシャクッキーで、'21年には『ルマンド』『ホワイトロリータ』『バームロール』『チョコリエール』とともに擬人化された美少女キャラのイラストが発表され、“ブルボン5姉妹”と話題を呼んだ。だが'22年に終売。
《探してもないと思っていたら販売終了してた》
《いちばん好きなのに、もうないなんて悲しすぎる》
《知ってたら大人買いしてストックしておいたのに》
と別れを惜しむ声が多くあった。ブルボン広報に終売の理由を尋ねると、
「多くのお客様からご愛顧をたまわり、誠にありがとうございます。半世紀にわたりご好評をいただいてまいりましたが、近年の原材料価格上昇の影響を受け、やむを得ず(販売)休止に至りました」
休止ということは、もしや復活の可能性も!?
「現在は大きさやグレードを高め、さらに満足感のあるラングドシャロール商品として、『贅沢ラングロール』を販売しています」(同・前)
『ルーベラ』ロス勢は、この贅沢ラングロールで涙を乾かそう! また、ほかの4姉妹たちの行く末が心配だが。
「発売50周年を迎えるルマンドをはじめとした袋ビスケット商品群につきましては、これからもみなさまに愛し続けていただけるよう種々の活動に取り組んでまいります」
とのこと。お願いしますね、ブルボン様!!駄菓子では梅の花本舗 『元祖梅ジャム』 の終売も寂しかった。
《10円玉を握りしめて駄菓子屋に行ってよく買ってた》
と懐古する人も多い。'47年から'17年まで生産されたが、1人で製造していた梅の花本舗の社長が、加齢による体調不良、機械の老朽化、駄菓子屋の減少、売れ行き不振などの原因で廃業を決定。70年の歴史に幕を下ろした。報道時は
《またひとつ昭和が遠くなる》
《後世に引き継がれるべき昭和の遺産だった》
と惜しむ声がネット上にあふれた。廃業といえば、佐久間製菓の 『サクマ式ドロップス』 も残念。赤色の缶のドロップは1908年の発売開始から100年以上も愛され、スタジオジブリのアニメ映画『火垂るの墓』にも登場した。