子育てのベテランとして、孫の育児について口出ししたくなるのでは?
「何か相談があれば答えるけど、私からどうこうは言わないようにしています。今月、お宮参りなのですが“背格好が似ているから、私のお着物を着る?”くらいかなぁ?」
娘とは「とことん話し合いをする」
あれこれ口出ししないのが嫁と姑の関係を良好に保つ秘訣かもしれない。
モデルデビューしたありあさんについても、自由にやりたいことをやらせているのだろうか?
「カナダに留学していたけど、“やっぱりママと一緒に暮らしたい”って、昨年からドバイの学校に通っています。ありあは私のことがすごく好き。美容室もネイルもメイクも“ママと同じにして”って言うんですよ。うれしいこと言ってくれるでしょう?」
こんなに美しい母親だったら、娘にとっても自慢であり憧れるのも納得!
「とはいえ、思春期まっただ中の子どもと向き合うことには本当に苦労しました。今回の本を書き始めたのは3年半ほど前なんですが、子どもたちのライフスタイルも変わりつつあるし、ありあとの関係も日ごとに変わっていくから、アップデートを続けて、書き上げるのに、とっても時間がかかってしまった。私も途中で、ドバイに移住したから、ちょうど良かったかもしれないけれど(笑)」
今はどういう関係?
「2人で、とことん話し合いをしますね。思春期って常に斜めから気持ちも答えもくるから、私はそれにまっすぐ、その都度、大切に向き合った。それが子育てで苦労した時期かな。私の母もこんな気持ちだったのかなと思うと、“母とは違うやり方を!”と思ってやってきたけれど、感謝の気持ちでいっぱいになる。
今はありあの中で出口というか落としどころが見つかったみたい。去年の夏は、ブラジリアンワックスのサロンを手伝ってくれて、脱毛ワックスの技術を覚えてくれたから、お互いにワックスしあえてめっちゃ助かってます(笑)」
母娘でワックスをしあえるぐらい仲良しとはすごい!
ドバイで3人暮らしをしている現在だが、“母でいる時間”が延長されていることがすごくうれしいそう。
「心づもりはしていても、子どもが旅立つときは本当に悲しくて。でも子どもたちには“寂しい”はないみたい。自分の夢のために向かって出ていくからね。だからこそ、たまに会うと成長具合がすごくわかる。みんなと過ごす時間が少ないからこそ、その時間はうれしくて楽しくて、とても大切にしています」
今後、子どもたちに歩んでほしい人生とは?
「ちゃんと自分のやりたいことや幸せを見つけて自分で選んで進んでいってくれればそれでいい。やりたいことがない子っていっぱいいるでしょ。それぞれやりたいことが見つかってるってすごいこと」