ぽこりんママさんが考える貯金とは
「積み立て貯金」
家電の買い替えや、子どもの進学など数年以内に支払いが決まっている
「純貯金」
まだ具体的な用途のめどはないものの老後など、遠い未来のための
貯めグセ1:貯金が一瞬で飛ぶ「イレギュラー費」を見極める
家計を改善するカギは支出の仕分けにあり
年間100万円貯金を目指す“貯めグセマインド”。まず行ったのは月々の支出と向き合うこと。
「支出には2つの種類があります。ひとつは、食費や光熱費、住居費など金額にばらつきはあれど“毎月必ず出ていく生活費”。
もうひとつは、車検や固定資産税など1年のうち数か月に1度発生する“イレギュラーな出費(特別費)”。実は、後者のイレギュラー費こそが、貯金を阻む要因になっていたのです」
せっかく貯まったと思っても、急な出費が発生するたびに口座から下ろしていると、すぐに貯金が減って、やる気を失う原因に。
最初に、イレギュラーな出費を1年分洗い出すのがポイントと知った。洗い出せたら、生活費とは“別枠”で、月単位にするといくら必要なのかを考えた。
「そこで実践したのは、毎月給料日に、特別費を現金で積み立てる方法です。わが家の特別費は年間100万円で、月額にならすと約8万3000円の支出に相当します。
収入からその特別費を差し引いた額で、純貯金と生活費の割合を考えます。イレギュラーな出費が発生したときは特別費(積み立て貯金)から支払って、純貯金からお金を引き出さないようにしました」
特別費には、家電が壊れたときの修理費や、買い替え費用などの支出も含まれる。事前に特別費を用意しておくと、急な出費に振り回されず、貯蓄へのモチベーションの維持にもつながるという。