愛子さまが語る理想のパートナー像
「愛子さまには『伊勢物語絵巻』の展示をご覧いただきまして、その物語の中では、本来恋愛をしてはいけない斎王が恋に落ちます。初めに“斎王がどういう存在なのか”を説明する映像をご覧いただいたので、恋愛がタブーであることは理解されていましたが、“斎王は恋をしてもいいのでしょうか”と、驚かれていました。“フィクションの世界なので”とお答えしましたが、愛子さまもお若いですから、そういった昔の色恋に関するお話にもご関心があるのかもしれません」(斎宮歴史博物館、学芸普及課の天野英明さん)
愛子さまは2年前に行われた成年会見で、理想のパートナー像について《一緒にいてお互いが笑顔になれるような関係が理想的》と回答されていたが……。
「斎王は神に仕える身なので恋をすることも許されず、中には恋人と引き裂かれた斎王もいたのだとか。愛子さまもこの斎王制度が現代まで続いていたら該当する可能性があったので、自身を重ねられたのかもしれません」(皇室ジャーナリスト)
『斎宮歴史博物館』で愛子さまをご案内した天野さんはそのお人柄を感じられたそうで、
「愛子さまはとても落ち着かれたご様子で、穏やかな表情をされていたので、私の緊張も次第に解け、普段どおりご説明することができました。
一部報道で拝見しましたが、博物館の前で愛子さまを出迎えた地元の子どもたちに声をかけられたようです。当初は車を降りて、そのまま博物館に入られる予定だったので、そうしたところにも心優しいお人柄が表れていたと思います」
『斎宮歴史博物館』を後にし、その足で今度は『いつきのみや歴史体験館』へ。沿道で愛子さまをひと目見ようと訪れていた瀬田萌さん(35)は、
「穏やかな微笑みがとても素敵で……。斎宮に来てくださって本当にありがたく思います。かつてこの地で過ごされた斎王さまたちのように、『貝覆い』や『盤すごろく』という遊びを楽しまれているといいなと願っておりました」
『いつきのみや歴史体験館』は平安時代を遊びながら学べる施設で、愛子さまは町内の小学生が体験をしている様子を視察された。
「愛子さまは『貝覆い』『盤すごろく』『卯槌づくり』という3つの歴史体験をご視察され、貝覆いを体験している子どもたちに“何かうまく見つけるコツはありますか”と質問されていました」(『いつきのみや歴史体験館』職員)