ホームラン王のタイトルに2度のMVP受賞のほか、投手や打者としての個人成績ばかりが目立ったアナハイム・エンゼルス時代。大谷のプレー紹介後に「なおエンゼルスは試合に敗れました」との、とってつけたような試合結果がスポーツニュースで繰り返されたことで「なおエ」なるネットスラングも生まれた。
「エンゼルスとは異なるのが、ベッツらスター選手が揃うドジャースは大谷が打てなくても勝てること。もちろん好不調の波は誰にでもあるのですが、仮に低調なシーズンを送ることになれば、“なおドジャースは試合に勝利しました”とのニュースが多くなるかもしれない」
今季は「なおド」が多くなりそう
大谷“不発”の一方で、8試合を終えて6勝2敗でナショナルリーグ・西地区の首位を走っているドジャース。チームの得点は52点、本塁打数も12本でともに同地区1位と打ちまくっている。
SNS上でも《大谷3打数無安打なおド》《「なおド」になってて複雑やな》《大谷翔平ノーヒット、なおド 今季はこれは多くなりそう》と、“なおエ”とは逆の意味で使われる“なおド”がすでに浸透しつつある。
「ホームランキングのMVPを相手に対戦チームが厳しくマークするのは当然ですし、ア・リーグからナ・リーグに移ったことで慣れない“初物”投手との対戦が多くなっていることも関係しているのかなと。
昨季よりも引っ張にいくケースが目立っていますが、プロにしかわかり得ない微妙なタイミングのズレもあるのでしょう。それでも対戦がひと回りした頃にはアジャストさせて、ホームランも量産体制に入ると思いますね」
今日、大谷選手がホームランを打ちました! との活躍も含めた、“なおド”のニュースを多く見たいものだ。