佳子さまとの縁談に戦々恐々
佳子さまもお姉さま同様、ご自分の意思でお相手を選ばれるのだろうか。しかし、紀子さまも“名家”へのこだわりは簡単に捨てることはできないはず。そんな皇嗣妃の“願い”が聞こえてきたのだろうか、ある宮内庁関係者はこんな話を耳にしたという。
「鎌倉時代から現代まで続くとある名家の関係者が“一族にいる同年代の男子が佳子さまのお相手候補になるのでは”と戦々恐々の様子だったそうです。この家は多数の分家もある旧華族で、皇室とのゆかりも深く、由緒正しきお家柄です。現在の当主は、観光事業や林業、ゴルフ事業、博物館の運営など多数の事業を展開しています」
そもそも皇室とのご縁談など、おそれ多いと感じるのが通常の感覚だろう。しかし、佳子さまとの縁談に戦々恐々となっているのは、別の理由のようで─。
「その名家には実際、佳子さまと同年代の独身男性がいますが、“秋篠宮家とは極力関わりたくない”というのが本音のようです。眞子さんの結婚問題から端を発した秋篠宮家に対する、国民からの批判はいまだに根強く残っています。今後、縁談の話があったとしても、佳子さまや悠仁さまの相手側から“拒絶”されてしまう可能性はあるでしょう」(前出・宮内庁関係者)
そういったストレスも重なったのか、昨年末から胃腸の不調が続いている紀子さま。象徴天皇制に詳しい名古屋大学大学院人文学研究科の河西秀哉准教授は、
「紀子さまが体調不良になられた理由として、一部報道でのバッシングもあると思いますが、眞子さんや佳子さまの結婚が、思いどおりにいかず疲弊されたということも考えられます。佳子さまは分室でひとり暮らしをされるなど、自由を求める印象なので、政府が進める女性皇族の結婚後に関する法案が正式に制定される前に、“皇室を出たい”と思っておられるはずです」
“皇室脱出”を急がれる佳子さまと無念の情を抱かれる紀子さま。近々、事態はどう動いていくのだろうか。
河西秀哉 名古屋大学大学院人文学研究科准教授。象徴天皇制を専門とし、『近代天皇制から象徴天皇制へ―「象徴」への道程』など著書多数