強い影響を受けた父親の存在
秋久にとっての翔太郎のように、高橋が強い影響を受けた人物がいるか聞くと、
「父親ですね。根っから明るくて、誰とでもすぐ仲良くなる。本当に気持ちのいい人なので、憧れます。“その遺伝子が欲しかった”って伝えたこともありますよ。
父からはいろいろな人と会って、話を聞いたほうがいいと言われるんですけど、なかなか……。以前、父に誰と会ったかを聞かれたときに(『ドラゴン桜』で共演した)阿部寛さんとゴハンに行ったって作り話をしてしまったことがあって。そういうことがないように、自分のペースで交友関係を広げていこうとは思っています(笑)」
友情、ケンカ、家族……、高校生の青春のすべてが詰まっているドラマ。もちろん、恋の予感も。秋久が思いを寄せる岸セイラ(松本穂香)が登場する。
「キラキラした女性たちと秋久がどう絡んでいくのか楽しみにしていてほしいです。セイラもそうですが、芯が強いカッコいい女性がたくさん出てきます。みんな信念を持っていて、ブレない。大切にしているものがあって、グイグイくる女性って魅力的だなって思います」
予告映像でQ(秋久)が全力疾走している姿が映し出されるが、まさにドラマを象徴しているシーンだと話す。
「思い立ったら我慢できない、あふれる感情と疾走感みたいなものは、作品全体を通して鍵になってくると思います。何を目指し、どうして走っているのか想像を膨らませていただきたいです。何度も走るシーンを撮影したので、作品の肝になってくれると思うと報われます(笑)」
劇中に出てくる“カッコいい大人”という言葉。今の高橋は、この言葉をどう感じているのだろうか?
「僕にとってのカッコいい大人は、人生を楽しんでいる人。楽しい大人になりたいですね。今の僕がカッコいい大人なのかわかりませんが、楽しいものに囲まれているから“やった!”って感じです(笑)。
お芝居もそうですが、ダンスも歌も挑戦する、学ぶ、思ったことを表現できる楽しさがある。自分の武器になることでもあるので、もっともっと磨いていきたいです」
デビュー5周年イヤーを締めくくるエンタメショー『King &Princeとうちあげ花火』を4月11日に千葉・ZOZOマリンスタジアムで開催した永瀬廉と高橋(5月22日には、山口きらら博記念公園でも)。
デビューシングル『シンデレラガール』から昨年11月に発表した『愛し生きること / MAGIC WORD』まで厳選された27曲(生歌のサプライズも)が流れる中、1万3000発の花火が打ち上げられた。
囲み取材では「運がいい数人のファンの人と手持ち花火とかねずみ花火をやるイメージだった」と語った永瀬に、高橋が驚きの表情を見せた。
6周年を迎える5月23日には、永瀬主演のドラマ『東京タワー』と高橋主演のドラマ『95』の主題歌を収録した『halfmoon / moooove!!』をリリースする。