反町隆史、織田裕二、福山雅治のスタンス
木村はアイドル事務所である旧ジャニーズ(現SMILE-UP./STARTO ENTERTAINMENT)の大看板タレント。
今月25日からは木村の主演ドラマ『Believe-君にかける橋-』(テレビ朝日系)がスタートすることからもわかるように、いまだに超売れっ子であり、アイドル需要がまだまだ高いということに異論はない。
とはいえ、もう50代の男である。
同世代の芸能人夫婦と言えば、反町隆史(50)・松嶋菜々子(50)が真っ先に思い浮かぶ。この夫婦も結婚は2001年と20年以上前だが、プライベートのことはほとんど明かさないし、ツーショットも公開しないというスタンスだった。
だが昨年11月のCMで夫婦共演を解禁し、今月1日に放送されたスペシャルドラマ『GTOリバイバル』(関西テレビ)でも共演して、大きな反響があった。しかも、夫婦仲を羨む声や応援する声など、ポジティブな声が大半だったことが印象深い。
もしかすると木村・工藤夫妻も、反町・松嶋夫妻のような路線に進みたかったのかもしれないが、前述したとおり木村が工藤の誕生日を祝う投稿をしただけで、批判の声が溢れてしまったというわけだ。
同じく第一線で活躍する50代俳優を見てみると、2010年に一般女性と結婚した織田裕二(56)や、2015年に吹石一恵(41)と結婚した福山雅治(55)は、プライベートを明かさないスタンスを貫いていることがわかる。
福山は若かりし頃、木村と「抱かれたい男」として人気を二分していたので、彼の肩書は歌手・俳優だがアイドル的人気が高かったのも事実。ただ織田のほうはアイドル的人気に依存することなく、ストイックに役者業に向き合っていたタイプだ。
織田のようにアイドル需要とはあまり縁のない役者でもプライベートを伏せているのは、作品ごとにさまざまな役を演じる俳優という職業上、私生活をはじめとした本人の素の部分のイメージが浸透しすぎると、作品の邪魔になるという考え方もあるのだろう。