皇族の結婚相手としては申し分ない経歴
一方で「名家との結婚が必ずしも祝福されるわけではない」と語るのは、前出の河西准教授。
「“結局、上流階級同士での結婚”と捉えられてしまうおそれもあるでしょうし、“皇室のために佳子さまの自由を奪うのか”という声が上がる可能性もあります。ただ、ご自身からお相手への結婚のアプローチが難しいことは理解できるので、周囲のサポートから名家の方との会合が実現したのでしょう。しかし、その出会いがうまくいくかは別問題だと思います」
佳子さまの将来のお相手候補として急浮上した、島津家の末裔・Aさん。その素性とは─。
「Aさんは佳子さまと同世代で、現在は大手銀行に勤務しており、幼稚園から大学まで学習院に通っていました。大学を卒業後は、学習院OBたちで構成される団体の役員も務め、リーダーシップあふれる好青年ですよ。
彼は学生時代からとてもアクティブで、大学まで部活に打ち込んでいました。学業の成績も優秀で、友人も多く人あたりがいいんです。勤務先の銀行でも周囲から頼られており、評判は上々です」(Aさんの知人)
皇族の結婚相手としては申し分ない経歴のAさん。佳子さまとのご縁談について話を聞こうと実家を訪れ、インターホンを鳴らすと、母親らしき女性が応答。4月中旬の会合について質問すると、
「ごめんなさい、こちらでは何もわからないです」
と返答が。
Aさんと佳子さまが会合でどのような交流があったのかに関しては、
「あの……。恐れ入りますが、何もわからないので、申し訳ございません」
とAさんが会合に参加したことは否定しなかった。
以前、理想の男性像について《一緒にいて落ち着ける方が良いと考えております》と答えていた佳子さま。その時が刻一刻と迫っている─。
河西秀哉 名古屋大学大学院人文学研究科准教授。象徴天皇制を専門とし、『近代天皇制から象徴天皇制へ―「象徴」への道程』など著書多数