“ふてほど”の号泣演技で話題になった俳優がシェイクスピア作品に初挑戦!PARCO PRODUCE 2024『ハムレットQ1』でホレイショー役に。
「泣き顔が魅力的な役者を探していたら、ぜひ!(笑)」
「今回の舞台の出演者の方、みなさんと“初めまして”でした。最近は、そういう現場が減ってきたので、ちょっと緊張しましたね。でも、いろいろな役者さんの演技を間近で見ることができるのは、うれしいです」
5月から6月にかけて東京、大阪、愛知、福岡で上演される『ハムレットQ1』で主人公・ハムレットの親友・ホレイショーを演じる牧島 輝(ひかる・28)。
シェイクスピアの四大悲劇のひとつ『ハムレット』。『ハムレット』にはQ1、Q2、F1の三種類の原本があり、現在、多く上演されているのがF1版。本舞台は、F1版の約半分の長さのQ1版を新訳した挑戦作。
シェイクスピア作品に出るのは初めてと語る牧島。
「いつか(シェイクスピア作品に)関われたらいいなと思っていました。今回、僕が演じるホレイショーですが、シェイクスピアはどこまで(キャラクター設定を)考えて書いたのか疑問に思ってしまうくらい(諸説あり)矛盾を持ち合わせているようにも感じる役柄。
そのぶん台本の中から手がかりを見つけ、想像をふくらませて作っていくことができる、やりがいのある役だと思っています」
ハムレットを演じるのは、吉田 羊。実は、吉田が出演し、大きな反響を呼んだドラマ『不適切にもほどがある!』に牧島も出演していた。
「吉田さんとはご一緒するシーンがなかったので、現場でお会いすることもなく、今回の舞台が初対面でした。難しいハムレットという役をどう演じられるのだろうと、楽しみでしたし、初めてご一緒できるのがうれしくて。
カッコいいばかりではない、吉田さんらしさもある素敵なハムレットになっていると思います。ホレイショーは、まわりの人たちによって作り上げられていく役でもあるので、日々、発見がありますね」
“ふてほど(『不適切にもほどがある!』”の作中では、番組放送中に自身のプライベートが明るみに出るイケメン気象予報士、鳥海 仁を演じ話題になった。
「舞台が好きでこれまでそんなに映像作品にチャレンジしてこなかったからか、いろいろな方から反響をいただきました。“役作りしてないでしょ”とか“そのまま”みたいなことも言われまして、心外だなと思うのと同時に、僕ってそういうイメージだったの?と(笑)」