《幼少期から創業者と共に暮らし、(中略)ネタ(皮)の発酵、カヤク(餡)の配合など、創業者である羅邦強が考案したレシピを再現した完全無添加の豚まんが、この『東京豚饅』です》(公式ホームページより)

 そりゃあ似てるわけだ。多少お高かろうが、551風のできたてが東京でべられるならうれしい。うれしくないのは、あの長蛇の列だが……。

電話番号の末尾が551

 実は2021年に恵比寿本店が、昨年11月には自由が丘店がすでにオープンしている。恵比寿本店では、できたての熱々を冷たい台湾ビールと共に楽しめるイートインスペースも併設していて、恵比寿の住民によると行列がないタイミングもあるという。オープン初日には行列1時間超え、現在も平均60~70組、50~60分待ちである新宿店と比べると、こちらが狙い目かもしれない。ちなみに東京の3店舗すべて、電話番号の末尾が551となっているのが面白い。

編集部の551好きファンからは『羅家 東京豚饅』に対して「本家より味濃い」「肉肉しさが足りん」との声も(公式ホームページより)
編集部の551好きファンからは『羅家 東京豚饅』に対して「本家より味濃い」「肉肉しさが足りん」との声も(公式ホームページより)
【写真】“ジェネリック551蓬莱”の店舗前には長蛇の列が

 なお、編集部まで持ち帰る道中、あの「スメハラ」「飯テロ」といわれる特有の“551臭”が少ないように感じた。新幹線の中で肩身を狭くするにおいがないとすれば電車で移動する東京の民にはありがたい話だ。新・東京土産の定番として、今後もぜひ勢力を拡大していってほしい。