“知性”と評される理由

「小池さんのそのコメント、僕も読みました。どうして“知性”と言ってくれたのかわからないので、いつかご本人に聞いてみたいなと思います。小池さんとは先日、ロミジュリの歴史や背景について教えていただく機会がありました。出演する作品の背景を調べるのは、僕の趣味でもあるからなんです。やらなくてもいい、“+α”の部分までやりたいんです。入り口は台本にするようにしていますが、その背景を調べることで新しいアイデアを得られないかな、と思っています。動画を見たり本を読んだり、人の話を聞くのも好きです」

 この回答に彼が“知性”と評される理由がある気がするが……。

「僕がこの作品に出たいと思ったひとつの理由は、これからも舞台作品に携わるのであれば、シェイクスピアは外せないと思ったからです。シェイクスピアを知っているか知らないかでは、これからが大きく変わってくるんだろうなと。今、それを知れている毎日がすごく楽しいです」

 満を持してシェイクスピアに臨む、“知性の小関裕太”。彼の演じるロミオが楽しみだ。

僕の名作

『ハリー・ポッター』、『グランド・ブダペスト・ホテル』、『インターステラー』……、僕にとっての名作はたくさんありますが、根源は『メリー・ポピンズ』だと思います。屋根の上でタップダンスを踊っている場面に魅了されて、小学校からタップダンスを習い始めました。その流れでいろいろなダンスを習い、事務所に所属して、今に至ります。お客さんとして楽しむ側から出る側に興味を持ったきっかけの作品です。

禁断の〇〇

“本当はしてはいけないけど、してしまう”ことという意味では、お酒を飲むときに水を飲まないことです。水も一緒に飲まないといけないとわかってはいるのですが、つい忘れてしまうんです。あまり翌日には響かないタイプですが、水を飲んでたら、もっと楽だったかも……と反省することはたまにあります(笑)。

ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』

【東京公演】5月16日~6月10日:新国立劇場 中劇場
【愛知公演】6月22日・6月23日:刈谷市総合文化センター
【大阪公演】7月3日~7月15日:梅田芸術劇場メインホール

スタイリング/能城 匠 ヘアメイク/Emiy