TBSドラマの話題作がトップ2を独占

 そして、僅差で惜しくも2位だったのは『VIVANT』('23年・TBS系)だ。

「残された謎の回収や新しい物語を、あのとてつもないスケールとキャストでやってほしい」(長野県・41歳)、「ここ何年かのドラマで一番面白かったし、絶対続きがありそうな終わり方だったから」(兵庫県・47歳)など予測不可能で壮大な物語の続きを熱望する声が多数。

「これはもう確実に続編あるでしょっていう終わり方でしたもんね。ノゴーン・ベキ(役所広司)は絶対生きてるとか最後の野崎(阿部寛)の怪しげな笑いの意味は……とか。別班とテントという設定があれば、無限に話は作れる気がします。

 やっぱり、続編を望まれる作品ってキャラクターが豊富なんですよね。登場人物がみんな生きてるから、その後の彼らが見たくなる。『VIVANT』は特にそれが顕著な作品でした」(カトリーヌさん)

 そんな大本命『VIVANT』をかわし、1位に輝いた作品は『アンナチュラル』('18年・TBS系)

石原や窪田正孝など豪華メンバーがそろった『アンナチュラル』が1位に
石原や窪田正孝など豪華メンバーがそろった『アンナチュラル』が1位に

 UDI(不自然死究明研究所)という架空の研究機関を舞台に、石原さとみが法医学者を演じた野木亜紀子脚本の硬派なミステリーだ。

「法医学に焦点を当て、無理のない形で捜査に協力し、解決に導く物語が素晴らしかった」(東京都・53歳)、「先につながる謎をそのままにして終わったのが気になっているので、続編が見たい!」(青森県・46歳)など新しい形のミステリーとしての評価も高かった。

「石原さんは当時31歳で、恋愛ドラマのヒロインから職業ものへと移行していた時期。一家心中の生き残りという重い設定で、シリアスな芝居もすごくよかった。世界観がしっかり作られていて、謎解き部分もよくできていた素晴らしい作品です。

 同じ脚本・野木亜紀子、演出・塚原あゆ子作品の『MIU404』('20年・TBS系)とは世界線が一緒で、この夏公開の映画『ラストマイル』でもその世界が描かれる。当然、石原さん扮するミコトや中堂(井浦新)も登場するので、続編希望の方はぜひ!」(カトリーヌさん、以下同)