容疑者の母親を直撃
「大きな地主さんでね。ほかにいくつもアパートやマンションを持っているんです」(冒頭の住民、以下同)
容疑者の自宅はアパート近くにある一軒家で、母親とふたりで暮らしていた。
「30年近く前、高校の教師をしていた母親が離婚。祖父が持つ土地を分けてもらって、いまの一戸建てを建てて、幼い容疑者と母子2人で住むようになったんです。ただ、田舎の一軒家にしては珍しく、町内会には入っていなくて、近所づきあいもない家でした。シングルマザーで仕事が忙しかったのかもしれないね」
容疑者の幼い頃を知る住民によると、
「小学校までは勉強ができ、スポーツもできる少年だったよ。ところが、中学生になると、様相が変わってきてね。どうやらヤンチャなグループに入ったようで、不良っぽい子たちが毎日のように家に出入りするようになっていった」(同・住民)
近所の居酒屋店主は容疑者の最近の様子を知っていた。
「作業服姿で仲間と週1のペースで来ていました。特に酒癖は悪くなくて、ワルという印象はないですが、昔はヤンチャだったんだろうなという感じはしていた」(居酒屋店主)
容疑者はなぜ許されぬ凶行に走ったのか。仕事から自宅に帰る容疑者の母親を直撃するも、
「……今はお答えしたくありませんので」
と取材拒否だった。20日、ひたちなか署は容疑者の犯行が極めて悪質として、容疑を殺人未遂に切りかえて送検した。