若く見えることが良い?

「ほしのさんで言えば、今年4月の『デイリースポーツonline』が記事タイトルに『ぶっちゃけ20代に見える!』という言葉を使い、SNS更新を報道。同月には矢田亜希子さんのSNS更新に対しても、『スポーツ報知』が『20代でもいけます』という文言を見出しに入れたニュースを配信しています。3月には『ENCOUNT』も、長谷川理恵さんのSNSに対して『どう見ても20代』と報道。

 矢田さんは45歳、長谷川さんは50歳と、ほしのさん同様に20代からはかけ離れているんですが、やはりインパクトの強い言葉だけに、ネットニュースではよく使われる表現のようですね」(前出・芸能ライター)

 本人たちもこういった報道は気になるようで、『ポンキッキーズ』(フジテレビ系)などで一世を風靡した鈴木蘭々は、昨年8月のYahoo!ニュースのオリジナル記事にて《ポジティブな記事であっても、あまりにも過剰に見た目の変わらなさばかりを記事にされると「お前は歳をとるな」と言われているような》

《「若く見えることが良い」と言うような価値観はぶっ壊れてほしいです。まだ劣化したって言われる方がいいですよ、老化だよってツッコむから》と語っている。鈴木もSNSの更新やテレビ出演の度に「全然変わらない」「若すぎ」などの見出しでネットニュースに取り上げられており、思うところがあったのだろう。

 一方ほしのも、今年5月25日の『STORY web』のインタビューで《20代は、シミだらけのおばちゃんにはなりたくない!と思いながら美容に勤しんでいました》《40代半ばを過ぎてからは可愛い60代になることを目標に。ナチュラルに》と語っている。過剰に若さを求めるのではなく、その年齢ごとの美しさを体現していくのが良いのかもしれない。