ちょうど、5月29日の公演前に旧『ジャニーズWEST』のコンサートでチケットを転売していた容疑者が逮捕されたことが報じられたばかりで、その影響かとも言われている。
「コンサートの入場はデジタルチケットで行うのですが、その際にシステムのエラーを発生させて、ランダムで本人確認を行っていると、以前からファンの間で囁かれています。
5月29日の公演では、ほかの公演に比べて、こうしたエラーが多かった気がするといった声もありました。公演中にも本人確認をされて、自分の名義で当選したチケットだったのに追い出されたという人もいたようです。
こうした5月29日の混乱があったので、30日の公演では、スタッフに捕まっている人が多い入場口の情報などもファンの間で拡散されました。ただ、こうした話はSNSの投稿や友人同士の情報交換で広まっているので、真偽は不明ですが……」
ほとんどの人が自分名義ではなかった
そこで、STARTO社に5月29日の公演で本人確認を強化したのか問い合わせたが、期日までに回答はなかった。
「2021年にジュニアのグループ『美 少年』のコンサートが行われた際、本人確認を徹底したところ、ほとんどの人が自分名義のチケットではなかったようで、開演が迫っても2割ほどしか客席が埋まらなかったということがありました。
結局、運営側も諦めたのか、自分名義のチケットを持っていなくても“身分証を忘れた”という書類を記入すれば入場できることに。現在、STARTO社には公式リセールシステムがありませんから、体調不良などで行けなくなった場合、友人に譲ったとしても本人確認をされたらアウト。
『美 少年』のときのように客席がガラガラという事態にもなってしまうので、せめてリセールシステムを作ってほしいです」(ジュニアファンの女性)
ネット上にもこうした声は多くあり、システムの整備が待たれる。STARTO社にリセールシステムの検討についても聞いてみたが、回答を得ることはできなかった。
新会社始動で変わりゆく旧ジャニーズ。チケット制度も変わっていくだろうか――。