「元タレントで、キャスターもやっていましたから、華やかで非常に発信力がある。一方、時の総理大臣や与党に噛みつくだけでなく、身内の議員を痛烈に批判することもあるため、党内で眉をひそめる人も少なくない。協調性には難があるという評価が常につきまといます」
「ご主人への当たりはかなりキツかった」
その舌鋒の鋭さは、家庭においても発揮されていた。ある国会議員は、こう話す。
「ご主人への当たりは、かなりキツかった。それはもうかわいそうになるぐらい。お子さんとも、激しく言い合うことがあったようです」
長らく支えてくれた夫とは、2020年に離婚。さらに俳優デビューをした息子が、2021年に資産家の養子になっていたことを『女性セブン』が報じた。求めすぎたゆえ、家庭が危機に晒されたのか。
「いやいや、養子縁組も蓮舫さんと相談して決めたことだと聞いています。今は籍も戻しているし、息子さんとも本当に仲がいい」(同・議員)
今は2022年に建てた地上3階建ての一軒家で、息子らと同居しているという。
多くを求め続けてきた蓮舫氏が、仮に都知事になった場合には、どんな都政が期待できるのか。前出の青山氏は、
「東京都は欧州の中規模国家に匹敵する予算規模で財政に余裕があります。そのため、税金の使い方がルーズになってしまいがちで、小池さんもバラマキ批判を受けています。一方、蓮舫さんは行政改革をライフワークにしてきた人ですから、都政の無駄を省き、東京の発展のために活用することに期待したいですね」
と、評価する。しかし、小池都知事も負けていない。
共産党が蓮舫氏の支援を表明しているが、これを逆手にとった小池陣営が“蓮舫包囲網”を準備しているという。
「小池さんサイドは、保守政党である東京維新の会を自らの陣営に引き入れたうえで、“蓮舫は左翼候補だ”とのイメージ戦略を仕掛けようとしています」(同・青山氏)
百戦錬磨の小池都知事すらをものみ込んで、日本の首都を、その手中に収めることができるか─。