《これこそ精神論を語る老害なんだろうなぁ》

《今と昔は全ての道具も分析の仕方や練習方法も違う。個々の身体能力だって違う。だから比較してはイケナイ》

《令和の時代に昭和のあの頃は。みたいな精神論言われてもな。水分補給もさせずに根性で投げさせ・走らせて。輝くまえに潰してきたであろう才能に対して。懺悔してほしいな。》

 こちらは少し若い世代なのだろう。松岡氏の持論を“昭和の精神論”とみなす、令和野球との違いを指摘するユーザーも。

松岡氏による“手抜き”発言の真意

 世代間が分断される状況に、「松岡さんの“手を抜いている”発言が一人歩きしてしまっている」とはスポーツ紙・野球担当記者。

「しっかり話を聞けばわかりますが、松岡さんは決して佐々木投手が“手抜き”をして投げていると言いたいわけではありません。決め球である160キロのストレートを投じる前の1球、速球を生かすためのプロセスに注文をつけているのだと思います。

 どんな速い球でも球種がわかっていればプロの打者は対応できます。そのストレートを投じる前の見せ球や変化球を、気を抜かずに丁寧に投げ切ることが大切だと言いたかったのでしょう」

 そもそも佐々木の話を振った徳光。長嶋茂雄氏をはじめとする昭和の野球観に固執しがちだけに、メジャー意識が高い佐々木に対する、レジェンドによる“お説教”を期待したのだろうか。