かつてSMAPのメンバーとして絶大な人気を誇った木村拓哉も51歳となり、年齢による衰え、容姿の変化を指摘する声もよく聞かれるようになった。
しかし、容姿に関しては、「背が低い」「顔がデカい」など、年齢とは関係ない部分を揶揄されることも。それでも、「カッコいい」との意見は根強くある。
未だ評価の高いキムタクのビジュアル。それを支える要因には、彼の肉体の“ある一部”の特徴が関係しているという。
カッコよさの秘訣となる“アレの形”とは?
キムタクの“カッコよさ”について、芸能ライターはこう語る。
「木村さんは映画やドラマに出演するたびに髪型を変え、それが時代のトレンドとなってきました。こうした髪型がすべて似合うのは、あるヘアメイク曰く『頭の形がいいから』だそう。
多くの日本人の持つ、“ハチ張り”や“絶壁”といった特徴がなくシルエットが美しいようです。この“頭の形のよさ”は、キムタクのカッコよさを決定づけるひとつの要因と言ってもいいのかもしれません」
頭の形にコンプレックスを持っている人は多く、ヘアスタイルの工夫はそれを隠すためのものでもある。頭の形のいいキムタクにその必要はないため、自由自在に髪型を変化させることができるのだ。
髪型の多彩なアレンジを可能とする頭の形のよさこそが、キムタクのカッコよさの秘訣と言えるが、それは役者としての強い武器にもなっているという。
「木村さんにとって髪型の変化は役作りの一環。ドラマ内での髪型を見れば、演じている役がどんな性格や人柄なのか、おおよそ察しがつきます。木村さんの髪型には、多くの情報が詰め込まれていると言えるでしょう」(前出・芸能ライター、以下同)
キムタクの髪型の変遷をたどると、非常にバリエーションに富んでいるのが分かる。美容室に行き、「キムタクみたいにしてください」とオーダーしても、時代によってまるで違う髪型になるはずだ。
かつて、90年代のキムタクの代表的な髪型といえば、ロン毛だろう。フジテレビ系ドラマ『ロングバケーション』では、フワッとしたボリューム感のあるロングヘアでピアニスト役を演じた。芸術家らしい繊細さと、どこか頼りない雰囲気が醸し出されていた。
2000年代に入り、『HERO』(フジテレビ系)で演じたのは検事という役柄。お堅い職業ながら茶髪のセミロングといった髪型からは、いかにも法曹界の異端児といった様子が伝わってくる。
最近では、『教場』(フジテレビ系)シリーズで見せた白髪姿が印象に残る。カチッと固められたグレイヘアには威圧感があり、厳格さや冷酷さが滲み出ていた。特に『教場』におけるビジュアルの変化は斬新なものだったが、ネット上での評価は軒並み高い。
《教場のキムタク、かっけぇーなぁー!あんな髪型したいなぁー》
《教場のキムタクはスーツとロマンスグレーな髪型で大人の男性大好きです》
《キムタクの役の白髪交じりの上げた髪型にサングラスが昔の警察ものっぽくて渋くてすごくよい》
キムタクの髪型遍歴が、ヘアスタイルのトレンドの変遷を映し出していると言っても過言ではない。だが、その髪型で批判を受けたこともある。