目次
Page 1
ー 高額な返礼品の中身
Page 2
ー 《現役スケーターを金集めに利用するな》

 

「未来を担うジュニア選手も応援したい気持ちはもちろんありますが、あまりに金額が高すぎることと、そのやり口がどうにも納得できないというか……」

 そう話すのは、フィギュアスケートファンの女性。大阪府泉佐野市「ふるさと納税」として、“フィギュアスケート日本代表選手を応援、地域に貢献!”という企画を立ち上げた。

高額な返礼品の中身

企画は2種類あって、1つは競技選手の全日本合宿について。もう1つはジュニア選手の代表合宿についてのもの。どちらも練習見学とファンミーティングがメインの返礼品です」(同・フィギュアスケートファン、以下同)

 競技選手企画の寄付金額は15万円。ジュニア選手は12万円となっている。金額は2名参加のセット価格。ファンミーティングと練習見学以外に、ホテルのツインルーム宿泊、オリジナル泉州タオル1枚が付く(競技選手の企画は2万円、10万円プランもあり)。

「泉佐野市は関空アイスアリーナがあり、フィギュアスケート選手の練習拠点となっています。説明によると、“インバウンド需要の高まりや燃油価格の高騰”により、日本スケート連盟の選手へのサポート費用の負担が増し、強化合宿の開催、継続すら難しいと。理由について理解はできますが……。

 羽生結弦さん、浅田真央さん、荒川静香さん、高橋大輔さんの存在もあって、フィギュア人気の高まりはすごく、決算報告でも黒字続きだった。“莫大なプール金がある”と噂されていたほど。なんでそんなにお金ないの?と言いたい気持ちもあります