《とてもじゃないが世に出せなかった》

 さらに、SNS上で指摘の声があがっていたのは“パンフレット”に関する話題だ。

 映画の定番のグッズのひとつであるパンフレット。各出演者やスタッフのインタビューなどが掲載されるもので、『先生の白い嘘』のパンフレットは、公開日当日に“発売延期”が発表されていたという。

「公式ホームページのお知らせ欄に掲載されていましたが、SNS等でのアナウンスはなく、劇場に足を運んで気付いた人も多いようですね。発売延期の理由については“一部不備”としているものの、不備の詳細については明かされていません。

 公開日当日に誤字などの不備に気付いた可能性もありますが、ホームページのみでの発表という姿勢をみると、より炎上してしまうような表現があったのでは、と疑われるのも無理はないかと。これほど話題になってしまったわけですから、ひとつひとつ慎重に進める必要があるのではないでしょうか」

 実際、ネット上ではパンフレットの販売延期について、

《インティマシー・コーディネーターは必要じゃない発言以上に不味い内容が満載でとてもじゃないが世に出せなかったんだろうな》
《なんか文面で言っちゃってたんじゃないかと勘ぐってしまう》
《もっと燃えそうなコメントがあったのでしょうね》

 などと疑う声が見受けられた。

 パンフレット発売延期の経緯について、松竹の映画宣伝部に事実確認のための質問状を送付したものの、期日までに回答は得られなかった。

 公開開始からすでに1週間が経った。一体いつになったら発売されるのだろうか。