目次
Page 1
ー 噛み合わなかった古市氏との答弁
Page 2
ー 腐敗政治を変えてくれる新たな風
Page 3
ー 「市議から恫喝を受けた」などとSNS投稿
Page 4
ー 裁判所の判断は「恫喝はなかった」

 7月7日の東京都知事選は、小池百合子氏が3選を果たしたが、事前の予想とは違った結果が話題になった。

「蓮舫さんと小池さんの一騎打ちになると見られていましたが、蓮舫さんの得票数は3位で、2位は石丸伸二さん。蓮舫さん陣営は石丸さんに負けるとは思っていなかったはず」(スポーツ紙記者、以下同)

 石丸氏は安芸高田市長だった時代から、SNSでの発信に力を入れてきた。都知事選でもSNSを駆使して若者の支持を集めた。

「しかし、選挙後に石丸さんはテレビやラジオ番組に出演して、コメンテーターらの質問に対して質問で返答するなど、会話が噛み合っていない場面が続出しました」

 乃木坂46の元メンバーで、慶応大学出身の山崎怜奈とのやりとりは、特に注目を集めた。

「山崎さんは、立候補者たちの公約に国政レベルの政策もあったことから“石丸さんがやりたい政治は都政レベルか? 国政レベルか?”といった質問をしました。しかし、この質問に石丸さんは“前提のくだりがまったく正しくない。小池さんのゼロ公約と自身の政策のどこに共通点があるのか”と、質問の趣旨を理解できていないようでした」

噛み合わなかった古市氏との答弁

 これだけではない。

「社会学者の古市憲寿さんが“石丸さんが批判する政治屋と自身が考える政治屋は、どう違うのか?”といった質問すると“もう回答している”と言い続けました。確かに、古市さんの質問の前に、政治屋の定義を石丸さんは語っていました。しかし、そうした政治屋と自分自身の違いは回答していなかった。こうした対応に、視聴者から石丸さんを疑問視する声が出ています