旧ジャニ時代もバーチャルサービスを展開
実は、旧ジャニーズのタレントがバーチャルの姿でファンと接する企画は、昔から実施されてきた。2013年には、V6メンバーの撮りおろし写真を使った恋愛ソーシャルゲーム『ラブセン~V6とヒミツの恋~』が提供されている。
これは、主人公が広告代理店で働くOLとしてV6メンバーと出会い、秘密の恋を育んでいくという内容だった。
「『ラブセン』は2016年にサービスが終了し、ファンからは嘆きの声が続出していました。その後、2018年には『NEWSに恋して』という恋愛ゲームが登場。収録済みの音声ではありましたが、このゲームではストーリーの途中でNEWSメンバーと電話ができるなど、現代のAI会話ツールに近い要素もありましたね」(前出・芸能ライター)
2023年には、俳優の鈴鹿央士の発言を学習したAIチャット「AIおーじくん」がLINEに登場。同年には千原兄弟の千原せいじのAIと会話ができる「AI千原せいじ」もリリースされるなど、AIを利用した芸能人とのコミュニケーションサービスは着実に広がっている。賛否ある企画ではあるが、先入観を持たずにトライすれば意外と楽しめるのかもしれない。