インスタグラマー計画

6月、佳子さまは『ドレミファダンスコンサート』に参加した方々と懇談された
6月、佳子さまは『ドレミファダンスコンサート』に参加した方々と懇談された
【写真】英国のリーズ大学留学中、交際相手と囁かれた男性と談笑される佳子さま

 懸念も残る“インスタグラマー計画”だが、前出の皇室ジャーナリストは「佳子さまのインスタ開設は秋篠宮家のイメージ逆転の一手になり得る」と太鼓判を押す。

佳子さまは身体に障害があるなど、社会的に弱い立場に置かれた人々に対する思いが強く、'21年から『全日本ろうあ連盟』の非常勤嘱託職員として勤務されており、手話への造詣が深くおありです。ギリシャ訪問時も聴覚障害者支援施設を訪問し、現地の手話を学ばれるなど、国外の聴覚障害者にも寄り添われていました。

 若者世代からは、佳子さまの存在自体は広く認知されていると思いますが、具体的にどのような活動をされているのかまでは広まっていない印象。SNSのように、ご自身の活動を発信できる場があれば、若者世代が抱く佳子さま、ひいては秋篠宮家のイメージを“逆転”させられるかもしれません」(皇室ジャーナリスト、以下同)

 佳子さまのご活動を発信する利点はそれだけではない。

「近年の佳子さまは“国民に寄り添う皇室”を体現されているように思えます。『デフリンピック』という聴覚障害のあるアスリートのためのスポーツ競技大会、手話の普及や福祉教育を進めるために毎年開催される『全国高校生の手話によるスピーチコンテスト』、あらゆる障害のある方々が音楽とダンスを楽しむ『ドレミファダンスコンサート』などのイベントにたびたび出席されています。

 佳子さまがこうした場に足を運ばれることで、メディアに報道され、世間に対して障害のある方々の存在や活動を周知することにつながっています。インスタでもそうした活動が発信できるようになれば、社会にプラスに働くことは間違いないでしょう」

 佳子さまのインスタグラマーへの“変身”が起死回生の一手となるか。

小田部雄次 静岡福祉大学名誉教授。日本近現代皇室史を専門とし、『皇室と学問 昭和天皇の粘菌学から秋篠宮の鳥学まで』など著書多数