父親役が似合うポイントはどこにあるのだろうか。
「演技力はもちろん、その人の持っている雰囲気、親しみやすさなども重要です。もしかしたら、あまり美形すぎないほうがいいかもしれません」(くのいちこさん、以下同)
逆に父親役が似合わない俳優はどのような特徴があるかというと、
「実際に父親経験があるかどうかにかかわらず、個性が強すぎて自分が前に出るタイプだと子どもを見守っている感や包容力が伝わらず、父親役が合わないですね」
父親役がハマらない旧ジャニ
父親役がハマらない旧ジャニタレといえば?
「木村拓哉さんは実生活では父親ですが、キムタクカラーが強すぎて、お父さん感が希薄かも。大倉忠義さんは『知ってるワイフ』(フジテレビ系)で家庭を顧みない役でしたが、そのイメージが強いです」
一方、それぞれの持ち味を発揮した人たちも。
「城島茂さんがNHKの連続テレビ小説『芋たこなんきん』で演じたヒロインの父親役はハマっていました。TOKIOのリーダーとしてメンバーに目配りするように、子どもを優しく見守るところが父親に通ずるものがありました。松本潤さんは『となりのチカラ』(テレビ朝日系)で情けない父親役をうまく演じていましたね」
今のところは松村のひとり勝ちだが、これからの物語の展開で逆転があるのか、3人の演技に要注目だ。