“八つ当たり”にも思える様子に、非難の声が上がると同時に、
《奈良のシカは天然記念物だから重罪ですよ》
《警察は逮捕しろ!》
奈良公園の鹿に暴行を加えることは“罪に問われる”との指摘も。
鹿を死なせて懲役6か月の実刑判決
2021年3月、奈良公園で鹿を刃物で叩いて死なせたとして20代の男性が、文化財保護法違反などの罪に問われ、懲役10月、執行猶予3年が言い渡されている。
また2010年にも同じく、鹿に矢を放って死なせた40代男性が文化財保護法違反で、懲役6か月の実刑判決を受けている。奈良公園の鹿は国の天然記念物に指定されているだけに、殺傷などの危害を加えた場合は最高刑・懲役5年の刑に処されることも。
ただ問題となった動画には、この男性と関連づけるような特定国がタイトルに記されているものの、実際の国籍は不明。コメント欄では、鹿を蹴る際に「邪魔や、どけ」と日本語を話している、との指摘も見受けられる。
いずれにしても、本人は気分を害して働いた愚行だったのかもしれないが、それ以上に周囲の観光客に不快な思いをさせたことを知るべきだろう。