スポーツ紙・芸能デスクが真相を読み解く。

「損失を補うための賠償金も支払ったことから、2人は思うほどの余裕ある生活を送れていないのかもしれない。それに今どき、スマホから24時間振り込みができる時代ですよ。“チャレンジします”との言葉も違和感しかない

 またA氏が制作自体を拒否したにもかかわらず、キャンセル料を含めて66万円もの大金を請求したこと。高額すぎるようにも思えるけども?

「これに関しては、オーダーメイドであれば仕入れや材料費のほか、デザイン料、時間と労力も含めたキャンセル料と見れば、一概に高額とは言えないでしょう。

 それにA氏の工房とされるSNSによると年内はもちろん、2027年まで制作予定が埋まっているとあります。そんな中で他の顧客を断ってまで、佐々木からの依頼に《専心する形で準備を進める》としたA氏に、誠意ない対応をしたとしたら……」(芸能デスク・以下同)

警察に何を「相談している」のか

 また双方が揃って「警察に相談している」という、泥沼化した事態には、

「一般的に、たとえば詐欺や横領などの犯罪行為があれば捜査が入る可能性はありますが、文春オンラインの記事だけを読めば“民事不介入”。現時点ではまさに警察に“相談する”だけなのでは?

 ただ、佐々木側の代理人が《連絡内容に強い恐怖を覚えた》と明かしたように、万一にも記事には書かれなかったところで脅迫や恐喝、強要があったとすれば、警察が動く案件になるかもしれませんね」

 最後に自ら《もう彼らとは金輪際関わりたくありません》と、夫妻との絶縁宣言をしつつも、66万円を受け取った上でさらに『文春』に“顧客情報”を暴露したのはなぜかーー。

「佐々木が宛てたとするメッセージでは、《名前お伝えしてなかったね》《連絡したのは、渡部希です》《◯くんの気持ちも考えずに》などとあり、もしかしたら礼を欠いた、それこそA氏の仕事を安く見るような態度をとったのかも。

 いちジュエリー職人というよりも、アーティストや芸術家に近い、プライドの高さやこだわりも強く見えるA氏。もちろん、実際にはメッセージの前後にどんなやり取りがあったのかはわかりかねますが、夫婦が知らないうちに逆鱗に触れてしまったのでしょうか」

 渡部がA氏に送ったという《これで全てが終われるのか? まだ遺恨が残るのか?》とのメッセージ。まだ遺恨は残りそうだ。