東大進学説を巡って前代未聞の活動

 そんな悠仁さま東大進学説を巡って、現在“前代未聞の活動”が行われている。

「世界最大のオンライン署名サイト『Change.org』で、悠仁さま東大進学を反対する署名活動が行われているのです。8月10日から始まったこの署名に、現在1万を超える賛同の票が集まっています。署名の中には“皇族という立場を利用して入学するのは不正”“天皇に学歴の箔はいらない”などのコメントが寄せられています」

 同署名について、宮内庁に問い合わせたところ、

《個別の署名活動について、コメントすることは差し控えさせていただいています》

 との回答があった。

 悠仁さまを取り巻く逆境には「宮内庁にも責任がある」と語るのは、元宮内庁職員で皇室解説者の山下晋司さん。

「秋篠宮家について、宮内庁は説明責任を果たしていないと感じています。宮内庁は皇室と国民の橋渡しをする省庁ですから、皇室の方々の思いを尊重しつつも、国民が納得するような説明をする責任があります。疑義が生じるような説明は、なにか裏があるのではないかという臆測を呼んでしまいますし、そうした臆測が批判を招いているのではないでしょうか」

 また、山下さんは悠仁さまの進学先についても次のような見解を示す。

「悠仁親王殿下は一般の人と違い、特別なお立場の方です。一般の人のように学歴社会を生きていかれるわけではありませんから、東大進学が不公平だという認識自体がずれています。重要なことは、静かな環境で研究ができるかどうかです。一方で受験で一般の人と争うのは好ましくありません。大学側が、“一般枠とは別に特別に入学を認めました”という対応をとっても問題はないでしょう」

 東大進学が有力視される一方、東京大学農学部関係者は「将来の天皇がうちに入学されるなんて考えられない」と次のように本音を明かした。

「まず、東大農学部は学内でも一、二を争う財政難に陥っています。ですから、戦前に建てられた校舎はペンキが剥げて、配管はむき出しの状態です。加えて、耐震にも不安があります。悠仁さまが現在通われている筑波大学附属高校は、悠仁さまの入学に際し、事前に大規模な改修工事が行われていたと聞きました。今のところ、農学部ではそうした動きがないので、可能性は低いのかなと思っています」

 この関係者が、悠仁さまの進学の線は薄いと考える理由はほかにもあるそうで、

悠仁さまは昨年、トンボに関する論文を発表されたと伺いました。幼少期からトンボに関心を寄せられ、大学でもそうしたことを学びたいとお考えなのではと想像できますが、東大農学部には、悠仁さまを指導できるようなトンボの権威がいないんです。つまり、うちは悠仁さまが学ばれるのにふさわしいと言い切れないのです」