8月21日から栃木県・那須で静養されている天皇、皇后両陛下。おふたりだけでのご静養は愛子さまのご誕生以来、初めてのこと。
多忙の愛子さまは不在
「愛子さまは、日本赤十字社(以下、日赤)のお仕事がお忙しいようで、都合がつかなかったそうです。毎年那須に行かれるのを楽しみにされているので、日赤のお仕事がお忙しいとはいえ、今回のご判断は驚きました」(皇室ジャーナリスト)
これまで那須に滞在されていた際、愛子さまは『ステンドグラス美術館』や『テディベアミュージアム』、『那須どうぶつ王国』など、いろいろな施設を訪問された。『皇室の窓』(テレビ東京系)で放送作家を務めるつげのり子さんは、『那須どうぶつ王国』の関係者から印象的な話を聞いたという。
「愛子さまが幼稚園児のとき、天皇ご一家は『那須どうぶつ王国』の園内を3人で回られていました。そのときは、ほかにも大勢の入園者がいて、どこに行っても長蛇の列だったんです。スタッフはご一家を優先的に列に入れるようにしたのですが、雅子さまが“私たちも並びます”とおっしゃって、そのまま列のいちばん後ろに並んだそう。愛子さまはまだ幼かったので、列の途中から入ろうとされたこともあったそうです。しかし、雅子さまが“順番ですよ”ときちんと並ぶよう注意をされていたと聞きました」
つげさんは「当時、愛子さまは“お気に入り”を見つけられた」と続ける。
「『那須どうぶつ王国』では100円玉を入れて、ガチャガチャを回して動物たちのエサを購入するんです。愛子さまはガチャガチャをとても気に入られて、小銭がなくなるまで回していたそうです。好奇心旺盛だった愛子さまは、初めてガチャガチャに触れ、夢中になられたのでしょう」
20歳を迎えられた際の成年会見では、那須でのおちゃめなエピソードも披露された。
「ご自分の長所について聞かれ“どこでも寝られるところ”と、ユーモラスな回答をされました。エピソードとして“那須の御用邸に行き、その着いた晩に、縁側にあるソファで寝てしまい、そのまま翌朝を迎えた、なんてこともございました”と、那須で静養されていたときのお話をされたんです。ご自身を表すエピソードとして披露されるほど、愛子さまにとって那須でのひと時は、一家だんらんの貴重な時間であることは間違いないでしょう」(前出・皇室ジャーナリスト)