法律から離れただけでなく

 宮迫は'19年に発覚し、お笑い界に大きな影響を及ぼした“闇営業問題”によって番組から姿を消した。

「アンジャッシュの渡部建さんは、得意の飲食ジャンルにおいて、取材NG店を取り上げるコーナーで活躍。しかし“多目的トイレ不倫”の影響で降板しています」

 いなくなったのは不祥事タレントだけではない。

「もともと番組タイトルは、『行列のできる法律相談所』でしたが、'21年に“法律”が取れ、『相談所』に。というのも、当時はすでに番組内容が法律相談から離れ、グルメネタなど、まったく法律相談と関係のないものが中心になっていた。そしてついには“最強の弁護士集団”として出演していた弁護士らも“消えて”いった

 このように近年、迷走を極める『行列』。

「非常に安易だと思うのが、数字のために法律から離れただけでなく、タレントの初告白や結婚発表、『24時間テレビ』のマラソン走者の発表などをメインのネタにすることが多いこと。もう相談所ですらない(笑)」(前出・スポーツ紙記者、以下同)

 次々と出演者が姿を消している『行列』。

「日テレもたびたびの“対応”が面倒になったのでしょうか。公式サイトは最近まで出演陣の写真が掲載されていましたが、現在は番組ロゴのみとなっています。また“何か”あったらカットしなくてはなりませんからね」

 出演者の身から出た錆、ではあるのだが、一つの番組内でこれだけ続くのは……。