「人が本来持っている力を引き出す」
そもそも養生アーティストとしてどういうことに取り組んでいるのか。
「かなり長い年月をかけて進化してきた身体の仕組みがあるのですが、便利になった世の中で使われていないものもあります。例えば、筋肉が硬くなって姿勢が崩れて、呼吸も悪くなるなど。そういったことがさまざまな病につながっています。
末期のがん患者やパーキンソン病など、現代医療では治療を諦めた方が来られますが、10年間立てなかった人も立てるようになっています。それは僕が治しているわけではなく、人が本来持っている力を引き出すことによって正しい状態に戻る。僕はそのお手伝いをしているだけです」
広報活動の一環として、自身が作詞作曲したCDを販売するなど音楽活動もしている孝一氏。健康になるという独自の手法について続ける。
「オカルトやスピリチュアル的なことではなく、実際に身体の中で起こっていることです。現代医療を否定しているわけでもなく、必要な時もありますし、医療関係者も僕の講義を受けています。なぜ医療にできなくて、僕にできるのかといえば、誰よりも人の力を信じて、可能性を引き出しているからです」
義理の父親からの“訓示”を受け取った東出。祝福してくれる家族のために、もう裏切るわけにはいかない。