愛子さまの配慮も

『那須どうぶつ王国』内のラクダの騎乗体験ではご両親に見守られながら楽しまれた(8月28日)
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【写真】高身長のイケメンと、アトラクションを笑顔で楽しまれた愛子さま

 おふたりでのご静養になったことについて、『皇室の窓』(テレビ東京系)で放送作家を務めるつげのり子さんに話を聞いた。

「両陛下は6月に国賓としてイギリスを訪問され、秋には四大行幸啓のうち3つが予定されています。愛子さまは“おふたりでゆっくり静養させてあげたい”と配慮されたところもあったのではないでしょうか。今回のご静養は、両陛下おふたりで静かに疲れを癒し、英気を養うための大切な充電期間にされたのだと思います」

 愛子さまのお気遣いもあり、おふたりで心安らぐひと時を過ごされた両陛下。そんな中、ある宮内庁関係者は「両陛下が外出を控えられた最大の理由」について明かす。

「実は、9月中旬から再度、天皇ご一家で那須を訪問し、静養される予定なんです。そのときは愛子さまも同行され、ご家族3人で水入らずの時間を過ごされることでしょう。今回の静養で、毎年訪れていた場所や施設に足を運ばれなかったのは、再訪を控えているから。今回は皇居から車で御用邸まで移動されましたが、9月は例年どおり、新幹線で向かわれる予定なので、地元の方々と直接触れ合われると思います」

 これまでにも、天皇ご一家が1年に2度、那須を訪れたことはあった。

「'02年から2年連続で、1年に2度、那須を訪問されています。このときは何か理由があったわけではなく、那須で過ごす家族の時間が大切だったからだと思いますが、今年は別の理由があるのでしょう。8月に繁忙期を終えた愛子さまも、9月にはお休みを取りやすくなっています。両陛下としても、毎日のように日赤に出勤され、社会人1年目として仕事に奮闘されている愛子さまを“癒してあげたい”というお気持ちがあるのかもしれませんね」(前出・皇室ジャーナリスト)

 天皇ご一家は“那須のおかわり”計画を、さぞ心待ちにされていることだろう。

つげ のり子 西武文理大学非常勤講師。愛子さまご誕生以来、皇室番組に携わり、現在テレビ東京・BSテレ東で放送中の『皇室の窓』で構成を担当。著書に『素顔の美智子さま』など
河西秀哉 名古屋大学大学院人文学研究科准教授。象徴天皇制を専門とし、『近代天皇制から象徴天皇制へ―「象徴」への道程』など著書多数