生成AI悪用による若い女性への被害拡大
また、今回の炎上には昨今の社会問題も関係しているという。
「もともと生成AIの使用については、無断学習による著作権侵害やクリエイターの権利保護など問題が山積していました。さらに、最近韓国では、いわゆる“ディープフェイク”と呼ばれる生成AIを悪用した性的な偽画像や動画の作成が相次ぎ、10代の女性を中心に若い女性への被害が拡大。深刻な事態になっています。」
このディープフェイク問題では、一般の女性だけでなく、K-POPの女性アイドルも被害に遭い、法的措置に乗り出した事務所もあるという。
生成AIの悪用が大きな社会問題となっている今、事務所が公式のMVで生成AIを使用したことに対して不信感を抱いたファンも少なくないようだ。
今回の事態を受けて「143エンターテインメント」の設立者で、プロデューサーのDigital Mastaは、自身のInstagramで謝罪し、AI無しのMVを新たに公開することを発表している。
デビュー曲が良からぬ形で話題になってしまったMADEIN。信頼回復に向けた事務所の対応が今後、グループの命運を左右しそうだ。