「絶対に暴落しない株のようなもの」

 そして大谷選手の活躍によっては、騒ぎはもっと大きくなる、とこう続ける。

「彼はいろいろな記録に王手をかけている状態で、ホームラン、盗塁に関していえば50―50もありうるわけです。チームとしても優勝が見えている状況で、さらにMVPという話も上がっている。ドジャースの所属するナショナルリーグでは、指名打者でMVPを獲得した選手はこれまでに1人もいません。

 なぜなら走・攻・守すべてに優れていないとMVPには選ばれないから。大谷は今シーズン、守備には参加していないので、MVPは難しいだろうといわれてきましたが、ドジャース優勝に50―50の達成が重なったら、彼のチームに対する貢献度や活躍を考慮すれば、ありえない話ではなくなってきます。

 こうなると、単に“大谷人気”というだけではなく、メジャーの歴史を塗り替えた選手として、ベーブ・ルースと同様かそれ以上の存在になりますね

2024年7月17日、レッドカーメットで着用した、『BOSS』製の“デコピンスーツ”を披露する大谷翔平(公式インスタグラムより)
2024年7月17日、レッドカーメットで着用した、『BOSS』製の“デコピンスーツ”を披露する大谷翔平(公式インスタグラムより)
【写真】衝撃的な価格でメルカリで転売されている大谷の人形

 エンジェルス時代も、二刀流で活躍していたとき、レプリカのユニフォームの価格が高騰した。

「今、彼の活躍を見ているファンは、いわば“歴史の目撃者”。グッズ、特に限定品は青天井で高騰するでしょう。私も余裕があれば50万円でも買いますよ(笑)。だって、絶対に暴落しない株のようなものですから

 数々の記録を打ち立てている大谷選手だが、球場外でも大きな影響力を持っているとは、恐るべし─。