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ー 撮影直後に激痛が

 

 9月27日に全国公開を迎える映画『Cloud クラウド』で主演を務めた俳優の菅田将暉。9月10日におこなわれたジャパンプレミアでは、撮影前日に緊張のあまり口を強く噛みすぎた結果、奥歯が割れてしまったというエピソードを披露した。

一方、ネット上では、菅田の話題をきっかけに妻・小松菜奈との共通点を指摘する声が相次ぎ、

《菜奈ちゃんも映画の撮影で奥歯ボロボロになったって言ってたよね》

《2人とも俳優歴長いけど今でもプレッシャーに押しつぶされそうになるのか》

《そろって個性派俳優だと思ってたけど、やっぱり似た者夫婦なんだな》

 といった反応が寄せられている。

撮影直後に激痛が

「小松さんにまつわるエピソードは、2022年3月に公開された映画『余命10年』の撮影秘話として注目を集めました。彼女が演じた主人公・茉莉は難病を抱えていて、小松さん自身も“全身全霊で演じました”と語るほど思い入れが強いキャラクターです。茉莉の母親との共演シーンでは、撮影前からずっと緊張していたため歯ぎしりが激しくなり、ついには撮影直後に激痛が走ったそう。医者から“治せない”と言われて抜歯に至ったようですが、それだけ役にのめりこんでいたという個性派女優らしいエピソードではないでしょうか」(芸能ライター)

 映画『余命10年』の原作者である小坂流加さんは難病を患い、2017年に38歳の若さで亡くなっている。小松の魂をこめた熱演もあり映画は大ヒットを記録し、2022年に公開された邦画作品の年間興収ランキングで8位に滑りこむ健闘を見せた。

 一方、夫の菅田が『Cloud クラウド』の撮影前からプレッシャーを感じていたのも無理はない。監督は“もうひとりのクロサワ”と評され、海外でも高い評価を受けている黒沢清氏。菅田は世間から忌み嫌われる“転売ヤー”として働く主人公・吉井を演じており、集団狂気によって生まれた狩りゲームの標的にされ、急速に日常が壊されていく様子がサスペンスフルに描かれている。

菅田将暉主演の映画『Cloudクラウド』。撮影前日に緊張のあまり口を強く噛みすぎた結果、奥歯が割れてしまったという(映画公式インスタグラムより)
菅田将暉主演の映画『Cloudクラウド』。撮影前日に緊張のあまり口を強く噛みすぎた結果、奥歯が割れてしまったという(映画公式インスタグラムより)

「菅田さんは以前、ニッポン放送のラジオ番組『菅田将暉のオールナイトニッポン』で、就寝中の歯ぎしりが原因で歯科医から“このままでは奥歯がなくなるか割れる”と指摘されたことを明かしていました。今回は相当な緊張があったとはいえ、まさか本当に割れるとは思っていなかったかもしれませんね。奥歯が割れただけでなく、撮影前にピーラーで野菜の皮を剥いていた際に指先を負傷したほか、残さなければならないヒゲを半分剃ってしまったこともあったそう。菅田さんほどの俳優でも、撮影時のプレッシャーがいまだ日常生活に影響している状況がうかがえます」(前出・芸能ライター)

 映画『Cloud クラウド』は、すでに第97回米国アカデミー賞・国際長編映画賞日本代表作品に決定している。思わぬところで妻との共通点が浮上した菅田だが、『余命10年』が名作となったように、『Cloud クラウド』もヒットしてその苦労が報われてほしいものだ。