SNSに出てこない、もう1人の家族

 妊娠中のつらさや、お腹の子どもが成長する喜びを綴っていた新関容疑者。2020年9月、子どもが誕生。その後も新関容疑者は、

《子供が生まれてから毎日が幸せです。旦那も娘にメロメロだし一緒に面倒見てくれるし楽しい。最近娘が良く笑います。可愛すぎてヤバい。次は、3人で一緒に写真撮ったりしたいです》

 と、SNSに投稿を続けていた。一見すると幸せな家族に見えるが、ここに登場していない人物がいる。それが虐待を受けていた当時5歳の長女だ。

以前は長女(右)をかわいがっている様子をSNSに投稿していた新関優花容疑者(左)だったが……(新関容疑者のSNSより)
以前は長女(右)をかわいがっている様子をSNSに投稿していた新関優花容疑者(左)だったが……(新関容疑者のSNSより)
【写真】逮捕の数か月前は茨城県内のキャバクラで働いていた容疑者

「新関容疑者は、福元容疑者と交際していた段階で、すでに1児の母でした。シングルマザーとして育児をしながら、夜はキャバクラで働いていたのです。2019年ごろに福元容疑者と交際して、同棲をスタートさせています」(前出・社会部記者、以下同)

 2人の容疑者が交際をスタートさせた当初は、長女と3人で外出する様子も投稿されていた。が、次第に長女の姿は消えていく。

妊娠してからは、福元容疑者の地元である鹿児島県に転居したようです。2020年9月に次女が生まれてから、SNSの投稿に長女の姿はなく、“家族3人”と書かれていました。新関容疑者の連れ子だった長女は、このときから“いない存在”として扱われていたようです

 継父となった福元容疑者も、自分と血のつながった子どもが生まれた後に変わってしまったのか。もしかしたら、このときから長女は虐待を受けていた可能性がある。SNSには、こんな不穏な投稿も見られた。

「2020年9月、新関容疑者によるSNSの投稿で、福元容疑者がほかの女性宛てに《離婚した》などとメッセージを送っていたことを暴露するコメントが投稿されたのです」