傘で突き刺したJR茅ケ崎駅近くの歩道は幅も広く
傘で突き刺したJR茅ケ崎駅近くの歩道は幅も広く
【写真】「いきなり傘でやられた」おぞましい犯行現場

 駅近くの居酒屋で働く20代女性は、

「酔っ払いが深夜の路上でわめき散らしたり、ケンカ騒ぎを起こすのはここらへんの“あるある”です。でも一方で、サザンビーチに近いためオシャレなサーファーらが目立ち、マナーをちゃんと守る粋な酔っ払いも多いんですけどね」

 と残念そうに話す。

 飲食店に勤務する男性も、パトカーが出動する酔客のトラブルは何度となく目撃しているという。

 別の居酒屋を経営する女性は言う。

「肩がぶつかったぐらいで何をやっているんだか。傘で顔面を刺すなんて怖いわよね。被害者の方がたいしたケガじゃなくてよかった。下手したら失明してもおかしくないんだから、被害者、加害者の双方にとって本当によかったと思う」

 この女性によると、駅周辺には居酒屋やバー、スナックなど酒類を提供する飲食店は約360軒あるという。犯行前夜は日曜日のため休業していた店も少なくなかった。

事件前から「要注意人物」だった

 容疑者は、同駅からはかなり離れた賃貸の集合住宅暮らし。駅前で気になる情報をキャッチした。

「容疑者はこの周辺のあちこちの飲み屋で悪態をつきまくって、複数の店で出入り禁止になっている要注意人物だと聞いた。この事件の前からある意味、有名な男だって」(地元の飲食店事情に詳しい男性)

 さらに、別の飲食店の男性は言う。

「容疑者の知人の話では、酒癖がかなり悪いみたい。飲むと暴れちゃうんでしょうね」

 さまざまな業態の酒類を提供する飲食店を訪ね歩いたが、実際に容疑者を「出禁」にしていると明かす店はなかった。

 酔って悪態をつくとはタチが悪い。まして他人に危害を加えるなど言語道断だ。