「第25週では星の家に寅子の旧友・女子部のみんなが集まるシーンがありましたが、最高裁判所の調査官がエプロンをつけて妻の友人に料理を振る舞ったりおもてなしをするという行動が令和っぽい。当時でいう法曹界のセレブにしては不自然ですね」(津田さん、以下同)
《年齢がわからない!》
あくまでも「三淵さんをモデルとしたオリジナルストーリー」と制作サイドは話すが、三淵さんの人生を見たかった人からは落胆の声も上がっている同ドラマ。SNS上では《年齢がわからない!》といった不満も散見される。
「役者全員が老けメイクをしないのならそういう方針なんだな、と思うのですが司法省だけ見ても桂場(松山ケンイチ)、多岐川(滝藤賢一)はシミやシワ、白髪などの老けメイクをしているのに久藤(沢村一樹)は細い白髪程度。ここまで老けメイク格差をつけるのはなぜ(笑)」
と話す。
「視聴者から人気の『女子部』もそう。最終週になってようやく、よね(土居志央梨)に薄く白髪が生えましたがずっとツルピカのお肌でした。一方で梅子(平岩紙)は老けメイクだけではなく腰まで曲がって老女のよう。
梅子は女子部の他のメンバーより年上設定でしたが、年齢差がますますわからないという。寅子も特殊メイクは一切行わず髪形だけ変えて老けを表現しているので、時系列がわかりにくい」
かつて『家裁の母』と呼ばれた三淵嘉子さんをモデルにしているものの、描かれるのはジェンダー問題ばかり。さらにエイジレスな登場人物に視聴者も「はて?」。