その麻生氏、かつて進次郎氏の“政治家としての資質”を評したことがある。
小泉純一郎元首相(82)が政界引退を表明した2008年9月、奇しくも前日に総理大臣に就任したのが麻生氏。報道陣からは当然、純一郎氏の“後継者”にも質問が意見を求められたのだが、
麻生首相は「進次郎がやるの?」
「進次郎が後(地盤を引き継いで)やるって? 進次郎がやるの? あの〜、お父さんと違って……あの……普通の人よ!?」
父親の秘書を務めていた次男のこともよく知っていたのだろう。進次郎氏が後継者を務めることに驚いた表情を見せるも、最後は言葉を選んだのか、詰まらせながらも「普通の人よ」と絞り出したのだった。
「真意は測りかねますが、おそらくは“当時の政治家にはいないくらい、ごく普通の感覚を持っている人”と評したかったのでは(苦笑)。
たしかに“政治家の普通”なら、菅さんとは“犬猿の仲”ともされる麻生さんに助けを求められませんよ。これを首相として各国首脳との会談でも行ったとしたら恐ろしいですが、政治家としてではない、国民の感覚に寄り添った“普通の政治”ができるのかも、と思いたいですね」(前出・記者)
政治家のためではない、国民のために働いてくれる総理大臣なら大歓迎だが。