“旧ジャニ”と“辞めジャニ”の共演
そして、何よりも最大の目玉とされるのが、旧ジャニーズタレントの復活だ。
「NHKは、旧ジャニーズ事務所である『STARTO ENTERTAINMENT』の所属タレントの出演に2つの条件を示していたといわれています。まずはジャニー喜多川氏による性被害者への補償。今年9月には、『ジャニーズ性加害問題当事者の会』が“会として求めてきた大部分は達成できた”として解散。この点はクリアできたといっていいでしょう」(前出・スポーツ紙記者、以下同)
2つ目に、同族経営からの脱却が求められた。
「故メリー喜多川氏の娘で、ジャニー氏の姪にあたる藤島ジュリー景子氏が、今年8月に関連会社の会長職を退任するなど取り組みが進んでいます。条件が整ったうえに、番組の現場スタッフからの“早く旧ジャニーズタレントを使いたい”という要望も強かったといいます。NHKとしては、出演について十分に視聴者の理解を得られると判断したのではないでしょうか」
今年3月の時点では、STARTO社所属のタレント起用に慎重な姿勢を示していたNHKだが、今年9月の定例会見で稲葉延雄会長は、これまでとは異なる表現に踏み込んだ。
「“総括的に判断していい時期を迎えつつある”と言及し、“さらに確認したうえで新規起用を検討していきたい”とも発言しました。“復活への地ならし”と受け止められています」
以前は5つから7つのグループが出場する“ジャニーズ枠”があるとされていたが、復活するならば、どのグループが選ばれるのだろうか。
「有力視されているのは『Snow Man』です。デビューした2020年に初出場が決まっていましたが、メンバーが新型コロナに感染して出場を辞退。その後、2021年、2022年と連続出場していて、今年で3回目の出場となるかもしれません。現在は調整中と見られ、さらにもう1グループも出場する可能性があるようです」
そして、“旧ジャニ”と“辞めジャニ”の共演も実現するようだ。
「『Number_i』の出場が当確だと一部で報じられました。Number_iは、King & Princeを脱退した平野紫耀さん、神宮寺勇太さん、岸優太さんで結成したグループ。どんな形で顔合わせすることになるのかが注目されます」
“紅白離れ”になんとか歯止めをかけたいところだが、NHKと“旧ジャニ”のわだかまりの行方は……。