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愛子さまにとって初となる、単独での地方公務の中止が急きょ発表された。
「9月28日から29日、愛子さまは石川県を訪問される予定でした。元日に発生した能登半島地震で大きな被害を受けた志賀町や七尾市を視察されるご予定だったのですが……。9月21日に同県で発生した豪雨で、甚大な被害が生じたことから、ご訪問は取りやめとなりました」(皇室担当記者)
愛子さまの被災地訪問
愛子さまは、かねて被災地訪問を希望されていたという。ご自身が成年を迎えられた際に開かれた記者会見で、「国民と苦楽を共にするということの一つには、皇室の皆さまのご活動を拝見しておりますと、被災地に心を寄せ続けるということであるように思われます」と述べられた。
愛子さまが被災地訪問を切望される理由について、『皇室の窓』(テレビ東京系)で放送作家を務めるつげのり子さんは、こう分析する。
「愛子さまは皇族として“国民への献身”をテーマに、国民と苦楽を共にし、支えになろうという思いで活動しておられるようにお見受けします。日本赤十字社に入社されたのも、初の単独地方公務に被災地を選ばれたのも、そうしたお考えからだと拝察いたします」
初の単独地方公務で内親王が、ご自分の意思で被災地へ赴かれるのは、異例だという。
「愛子さまの叔母にあたる黒田清子さんと、いとこの佳子さまは、初めての単独地方公務として、造られたばかりの船の誕生を祝い、航海の無事を祈る、進水式に出席されました。また、子さんの場合は、子どもたちの国際交流事業に関する行事でした。このように、初の単独地方公務では、依頼を受けて地方へ出向かれることが基本となっていたのです」(皇室ジャーナリスト、以下同)