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ー 「麒麟の川島さんがきっかけ」
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ー 那須晃行の「ぼくの愛用品」

 2023年12月に脳梗塞を発症し、闘病生活を送っていた、お笑いコンビ「なすなかにし」の那須。2024年に復帰を果たした際、喜びと安堵の声と同時にあがったのは、まさかの「超カッコよくなった!」という声だった。

「麒麟の川島さんがきっかけ」

「美容に興味を持ったのは、麒麟の川島さんが清潔感のために脱毛をしていたことがきっかけです。川島さんの清潔感、僕も欲しい!と思って、5年くらい前に全身脱毛を始めました」

 もともと美容には興味があったが、療養中はそれまで週1回程度だったスキンケアを毎日するようになった。すると、目に見えて効果を実感できたという。

「毎日ちゃんと鏡を見るようになってから、もっと美しくなりたいって思うようになったんです。そのタイミングでどんどん痩せていったので、良い機会でした(笑)。室内にいるから紫外線も浴びないし、病院食は栄養バランスが考えられていて、肌に良い生活を送れたと思います」

 美容について考えることが、つらい闘病生活の支えにもなったと話す。

「あの時は、犬とコスメしか癒しがありませんでしたからね(笑)。愛犬の動画を見て、美容系ユーチューバーの動画を見て。犬、コスメ、犬、コスメ……の無限ループみたいな。そこで美容に関する知識が一気に増えました」

 普段の生活で気をつけていることを尋ねると、

「揚げ物は我慢してます。肌が脂っぽいので、食べ物からも油をとるのは控えておいたほうがいいかなって。大好きなんですけどね……。あとは、野菜や果物を積極的に食べてビタミンを摂取するようにしているのと、お水をたくさん飲むようにしています。モデルの方ってお水めっちゃ飲むじゃないですか。じゃあ僕も飲む、って(笑)。毎日欠かさずしているのは、朝と夜に『ヤクルト1000』を飲むこと。腸をきれいにしたら、お肌にも良い効果が表れるんじゃないかなと思って続けています」

 楽しそうに話す表情から、本当に美容が好きなことが伝わってくる。そしてその肌は、今年44歳になるとはとても思えない美しさだった。

「こんなおじさんを美容で特集してくれるなんて、本当にありがたいです。おじさんでも頑張ったらきれいになれるぞっていうのを伝えられたらいいなって思います。もっと頑張って、おじさん界でいちばんきれいになりたい!」