事務所名を聞いて「めちゃくちゃダサい(笑)」
――『パッチューネ』の由来は?
伊波「イタリア語で“陽気なおじさん”を意味する“パッチョコーネ”という言葉があって、そこから作った造語なんです。僕の下の名前が“つねき”なんですが、妻に“ちゅーね”って呼ばれてて(笑)。あと、出身である沖縄の大スター・具志堅用高さんの“ちょっちゅね〜”のちゅね〜を取ったり、破裂音が入ると良いというのも聞いていたので、“パッ!”を取り入れてこれらを組み合わせました。こうやって聞いてもらえるのも嬉しいです」
奇抜な名前に決めたものの、初めのころは抵抗があったという。
伊波「『ホリプロコム』をやめたばかりのころは、電話に出るとき“『パッチューネ』の伊波です”って言うのがすごく恥ずかしくて(笑)」
岡田「自分で決めたのに!?」
伊波「しばらくは“はい、伊波です”って言ってました。でも、今はみなさんが『パッチューネ』を面白く扱ってくれるので、自信が湧いて堂々としてます」
――岡田さんは『パッチューネ』の名前を初めて聞いたとき、どう思った?
岡田「めちゃくちゃダサいし、意味分からんなと思いました(笑)。関西テレビの『マルコポロリ』に出たときに、“事務所どこ?”って聞かれて、“『株式会社パッチューネ』です”と答えたら、MCの東野幸治さんに“いや、そんな事務所存在せえへんやろ”って言われて(笑)。その後、月亭八光さんも“芸能界の一番下の事務所”ってイジってくれました(笑)」
まるでコンビのように軽妙なトークを重ねる岡田と伊波氏。2人がパーソナリティーを務めるのが、沖縄県・浦添市のコミュティーラジオ放送局『FM21』で毎週月曜午後1時から2時にかけて放送されているラジオ番組『ゆんたくラフテーナイト』。
――ラジオ番組を開始した経緯は?
伊波「僕が浦添市の出身で、浦添市は人口10万人ほどの小さな町なんですが、そこにコミュニティーFMがあることを知ったんです。ラジオの1枠、もしかしたら買えるかなと思って問い合わせたら“出来るかも!”って思いました。ちょうど岡ちゃんと一緒にいたので、“やってみない?”と。事務所の社長とラジオをやっているということが、岡ちゃんにとっても面白い要素になるかなと思ったんです。そこからスポンサーさん集めをしたら、意外とみなさんノってきてくれて、スタートました」