ブランド代表が語った“反響”
図らずもメガネの“宣伝”になった石破首相だが、その反響はあったのか?
同ブランドのメガネを企画デザインする『オプト.デュオ』の山岸誉代表に話を聞いた。
「首相就任の会見をテレビで見たときに“もしかしたらウチのメガネかも”と思っていました。知り合いからも“あのメガネは『H-fusion』じゃないか”と連絡をいただいて。記者さんもご承知のように、レンズにロゴシールが貼られたままでしたので……」
ロゴがテレビで流れたことで、宣伝効果があった?
「モノづくりをしている立場としては、鯖江のメガネを一国の代表が着用してくれているのは嬉しかったですね。ただ、通常ロゴシールを貼ったまま使用しませんので、宣伝になったかと聞かれると、少し複雑な気持ちです(笑)」(山岸代表、以下同)
『H-fusion』は、20年ほど前にできたアイウエアで、クラシックを基調としつつ、新しさも盛り込んだデザインが特徴だという。
「ブランド名の『H』には、Hommage(オマージュ)、High fashion、High sense、High quality、Handiwork(ハンディーワーク)といった意味が込められています」
5つの“こだわり”が融合したブランドを、石破新首相が着用したことで影響は?
「販売店や工場から“石破さん、かけてたね”との連絡はいただきましたが、売れ行きに影響したという話は、今のところ聞いていません。石破首相が着用しているというところから、鯖江の活性化につながればいいなと思っています」
地方再生を重要政策に位置付ける石破新首相。“イシバノメガネ”で期待に応えられるか?